じんましん
蕁麻疹は、皮膚に突然、赤く盛り上がった発疹(膨疹)が現れ、強いかゆみを伴う病気です。多くの場合、数時間〜24時間以内に跡を残さず消えるのが特徴です。子どもから大人まで幅広い年代でみられ、適切な治療により症状をコントロールすることが可能です。
原因
蕁麻疹は、皮膚の中でヒスタミンという物質が放出されることで起こります。
原因として考えられるものは多く、
- 食べ物
- 薬
- 感染症
- 温度変化
- 発汗や運動
- ストレス
などがあります。ただし、原因がはっきりしないことも多く、特に6週間以上続くものは「慢性蕁麻疹」と呼ばれます。
症状
- ミミズ腫れのような盛り上がり
- 強いかゆみ
- 赤み
- 出たり消えたりを繰り返す
※ 同じ場所に長時間残ることは少ないのが特徴です。
治療方法
蕁麻疹の治療の基本は、抗ヒスタミン薬の内服です。
- 症状を抑える内服薬(症状の強さや経過に応じて、薬の種類や量を調整します。)
- 注射(生物学的製剤など)
※慢性蕁麻疹では、症状が出ていなくても内服を継続することが重要です。
※症状が強い場合や、内服薬だけでは十分な効果が得られない場合には、注射による治療を行うことがあります。
◎生物学的製剤による注射治療について
慢性蕁麻疹の中でも、抗ヒスタミン薬による治療で効果が不十分な場合には、生物学的製剤による注射治療を検討することがあります。生物学的製剤は、蕁麻疹の発症に関わる免疫の働きを標的として調整する治療で、かゆみや膨疹を抑える高い効果が期待できます。
※ すべての患者さんが対象となるわけではなく、症状や治療経過を踏まえて適応を判断します。
日常生活の注意点
- 皮膚を強くこすらない
- 急激な温度変化を避ける
- アルコールや刺激物を控える
- 十分な睡眠をとる
※日常生活の工夫が、治療効果を大きく左右します。
よくある質問
Q. アレルギーですか?
A. アレルギーが原因のこともありますが、多くははっきりした原因がわかりません。
Q. 人にうつりますか?
A. うつる病気ではありません。
Q. 命に関わりますか?
A. 通常の蕁麻疹では命に関わることはありませんが、息苦しさを伴う場合は早急な受診が必要です。
最後に
蕁麻疹に関して以下のお悩みはありませんか?
- 何件か医療機関を受診したが、症状を繰り返している
- 「体質だから仕方ない」と言われ、不安を感じている
慢性蕁麻疹は、治療の選択肢やアプローチを見直すことで改善が期待できる病気です。これまでの治療経過も含めて、丁寧に診察いたします。お気軽にご相談ください。