円形脱毛症
円形脱毛症は、免疫の異常により毛根が攻撃され、突然髪の毛が抜けてしまう病気です。多くの場合、自覚症状がほとんどないまま脱毛に気づくのが特徴です。子どもから大人まで幅広い年代でみられ、人にうつる病気ではありません。症状や経過には個人差があり、適切な治療により発毛が期待できるケースも多い疾患です。
原因
円形脱毛症は、自己免疫反応が関与していると考えられています。
- 免疫細胞が誤って毛根を攻撃してしまう
- 遺伝的要因が関与することもあります
- ストレスが発症のきっかけになることがあります
※「ストレスだけが原因」ではありません。
症状
- 円形または楕円形の脱毛斑
- 境界がはっきりしている
- 皮膚表面はなめらか
- かゆみや痛みはほとんどありません
脱毛の範囲によって、
- 単発型
- 多発型
- 全頭型
- 汎発型
などに分類されます。
治療方法
円形脱毛症の治療は、年齢・重症度・進行スピードを考慮して選択します。
1. 外用療法
- ステロイド外用薬
- 血流改善を目的とした外用薬
2. 局所治療
- ステロイド局所注射(成人の場合)
3. 内服療法・その他
- 状態に応じて内服治療を検討
- 重症例では専門的治療が必要になることがあります
※ 自然に改善するケースもありますが、進行する場合は早めの受診が大切です。
日常生活の注意点
- 頭皮を強く刺激しない
- 無理なヘアケアを避ける
- バランスの良い食事
- 十分な睡眠とストレス管理
よくある質問
Q. 放っておいても治りますか?
A. 軽症の場合は自然に発毛することもありますが、進行する場合があるため、早めの診断が重要です。
Q. また繰り返しますか?
A. 再発することもありますが、適切な治療でコントロールが可能です。
Q. かつらや帽子を使ってもいいですか?
A. 問題ありません。精神的な負担を減らすことも大切です。
最後に
円形脱毛症は、見た目の変化による不安が大きい病気です。当院では、症状だけでなく、患者さんのお気持ちにも寄り添った診療を心がけています。気になる抜け毛や脱毛があれば、どうぞお気軽にご相談ください。