経皮感作とアレルギーマーチ

赤ちゃんの肌から始まるアレルギー予防。〜毎日の保湿は、未来への最高のプレゼント〜

こんにちは、院長の青山真緒です。

​「赤ちゃんの肌はモチモチしていて、何もしなくても綺麗」

そう思われる方も多いかもしれません。しかし実は、赤ちゃんの肌は大人の半分ほどの薄さしかなく、非常にデリケートです。

​今日は、お子さまの将来を守るために知っておいていただきたい「保湿の大切な役割」についてお話しします。

お肌から「アレルギー」が始まる?

最近、「経皮感作(けいひかんさ)」という言葉が注目されています。

これは、食べ物や花粉などの原因物質が、お口からではなく「荒れた皮膚の隙間」から体に入り込むことで、アレルギー体質が作られてしまう仕組みのことです。

​肌のバリアが壊れて隙間だらけになっていると、そこから入り込んだ物質を体が「敵だ!」と勘違いして記憶してしまいます。

「アレルギーマーチ」を食い止めるために

一度アレルギーのスイッチが入ってしまうと、湿疹から始まり、食物アレルギー、喘息、花粉症……と、次々に連鎖してしまうことがあります。これを「アレルギーマーチ(行進)」と呼びます。

​この行進を入り口で食い止めるために、私たちができる最もシンプルで強力な方法。それが「毎日の保湿」です。

幼少期からバリア機能を整えてあげることで、アトピー性皮膚炎の発症率を下げ、将来のアレルギー体質を予防できることが研究でわかってきています。

毎日のスキンケアは、最高のプレゼント

お風呂上がりに、お子さまの柔らかな肌に触れながらクリームを塗る時間。

日々の子育てに追われる中で、その時間を捻出するのは本当に大変なことですよね。

​しかし、それは単なるお手入れではありません。「健やかに育ってね」という願いを込めた、未来への最高のプレゼントと考えてみてはいかがでしょうか。

続けられる「心地よさ」へのこだわり

頭では分かっていても、毎日の習慣にするのは根気がいるものです。特にお子さまは「ベタつき」を嫌がりますし、逃げ回るお子さまを追いかけて塗るのは親御さまにとっても骨の折れる作業です。

​そこで当院では、続けやすさを第一に考え、保湿剤の「テクスチャー(質感)」を一人ひとりに合わせて工夫して処方しています。

  • リッチなクリーム:乾燥が強い時期や部分に。
  • 軽いローション:スッとなじみ、ベタつきが苦手な子に。
  • フォーム(泡)タイプ:広範囲にサッと塗り広げたい時に。

お肌の状態はもちろん、季節やライフスタイル、そして何より「使っていて心地よいか」という感覚を大切にしています。

​「ベタベタが苦手な子」

「忙しくてパパッと済ませたい親御さま」

「季節で使い分けたい方」

​皆さまが「これなら楽しく続けられそう!」と思える一品を、一緒に選んでいきましょう。

​肌が整えば、心も整う。そして、今日よりも明日がもっと好きになる。

その連鎖が、お子さまの輝く未来までずっと続いていくことを願っています。

​未来のお肌のために、心を込めて、毎日のケアをお手伝いさせていただきます。

亀戸皮膚科 青山クリニック 院長

青山真緒

Mao Aoyama

亀戸皮膚科 青山クリニック

〒136-0071 東京都江東区亀戸6-31-6 KAMEIDO CLOCK 4階

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